地区街づくりプランとは
「地区街づくり」とは、身近な生活圏(地区)を舞台に、地区の住民が主役となって、自分たちの街を考え、地区住民等の多数の合意を前提とした独自の計画やルールをつくり、より良い街づくりを実現していこうとする取り組みです。
この独自の計画やルールを「地区街づくりプラン」と呼び、「町田市住みよい街づくり条例」に基いて、住民等がまとめた原案を市に提案し、市がこれを踏まえて策定・告示するものです。
つくし野三丁目は、1977年に自治会が制定した「建築協約」と地域の協力によって、良好な住環境が保たれてきました。しかし、住宅地として成熟が進むなか、少子高齢化、協約の励行、防犯・防災面など街づくりに関わる課題が浮上して、住民の懸念ともなってきたのです。
そこで「つくし野三丁目自治会街づくりを考える会」が2005年に発足、住民アンケート調査や街歩きなどを行いながら、街づくりの検討や議論に取り組んできました。
その成果として、「つくし野三丁目街づくり憲章」を町田市に提案、2011年3月には「つくし野三丁目地区街づくりプラン(憲章/目標・方針)」として市による決定・告示がなされています。
考える会は、その後も具体的なルールについて討議を重ね、「建築協約」を基本に「守るべきもの、見直すべきもの」を見きわめ、必要な修正も加えて「つくし野三丁目地区街づくりプラン(計画)案」を取りまとめ、住民等多数の合意を得たうえで、2019年3月に町田市へ提案しました。
同年10月、市は「つくし野三丁目地区街づくりプラン(計画)」を策定、 続いてつくし野三丁目を「街づくり推進地区」に指定 · 告示しています。
こうして「町田市住みよい街づくり条例」のもと、町田市と自治会が連携・協働して運用する「地区街づくりプラン」が動き始めました。
「建築協約」は41年間担い続けてきた役割を「地区街づくりプラン」に譲りました。ですが「私たちの街は私たちが創り守っていく」という「建築協約」の精神は「地区街づくりプラン」にもしっかりと引き継がれています。
「つくし野三丁目地区街づくりプラン」についてのPDFファイルをダウンロードできます。ご利用ください。